Vol.4 業界の盲点を突いたakippaのビジネスモデル
インタビュー内容
業界の盲点を突いた akippaのビジネスモデル
聞き手
ここで今一度御社のビジネスモデルについて、社長からご説明頂きたいんですが。
金谷
弊社のサービスはですね。全国のあいている月極駐車場とか使っていない個人宅の駐車場をですね。予約して15分単位で利用できるというサービスなんですけれども。その15分の料金もですね。東京でも50円から100円ぐらいで、出来ますんで、コインパーキングの半額ぐらいで利用できるものになっています。
半額でなぜ利用できるかなんですけど、通常のコインパーキングは、土地を借り上げて、機械を導入して駐車場を作っているんで、すごい費用がかかるんですね。毎月5台の駐車場だったら毎月50万円くらい。土地をまるまる借りているので、あとは機械代も最初に150万円ぐらいかかるんです。そうすると650万円を取り戻していかなないと行けないんで、駐車料金で、結構高いんですね。
でも、弊社はその支払いの機械もスマートフォンでやりますし、あいているところだけをお借りするんで、無料でお借りできるんですね。予約が入ると、オーナーさんに6割お渡しして、弊社が4割頂くという最初に費用が一切かからないんですよ。なのでそれを取り戻す必要がないので、駐車料金自体をぐっと下げられるんですね。
聞き手
この事業をスタートされて、2年経ってそうですか、手ごたえとしては?
金谷
まず、駐車場施設に関しましては、コインパーキングの業界を合わせても3位まで来ていまして、弊社が6000拠点を超えてきているので、今年のうちには10000拠点を超えるペースで進んでいますし、来年には17000拠点くらいまで届くペースにはなっていますので、まずこのサプライサイズですね。駐車場のスペースはかなり取っていけるなというのはあります。
大手のコインパーキングさんは、看板で集客なので、例えば明治通り沿いに作る必要があるので、本当にちょっと中に入れば20メートル行けば場所はあるんですけど、そういうところはあまり選ばれないんですね。でも、akippaはインターネットで集客して、インターネットで予約をするので、その20メートル入ったところにつくれるので、あまり競合しないというか、かなりにッチな場所を取っているんですね。
聞き手
しかも大手の場合って、1台だけのスペースってあまりやられないじゃないですか。
金谷
そうなんですよ。
聞き手
それはたくさんできるということですね。
金谷
やっぱりなぜakippaでやれるかというと、コインパーキングさんは月極駐車場があると、基本全部か、今使っている人たちを1番から3番にして、4番から6番はコインパーキングにしてくださいという形で区画整理をしないといけなかったですよね。あまり月極めのオーナーさんってそれをしたくなくて、例えば3番と5番がはいっていたら、そのままの形にしておきたいんですね。そういう方はakippaにしか貸せないんですね。
聞き手
そういう新しいビジネスなので、トラブルのようなものはないんですか?
金谷
トラブルがあるとすればなんですけど、事故とかは必ずあります。ただこれは新しいサービスだからというよりもコインパーキングで起きていることで、ただ新しいサービスだと、そこがピックアップされやすいというところだけですかね。
だたコインパーキングって匿名性なので事故があったらあて逃げで、だれかなかなかわからないんですけど、
聞き手
確かにネットで予約すると誰が何時から何時までとわかるから例えば家の前の駐車場を貸してらっしゃって、なにか植木がこわれていたとかでも、だれが止めていたかが分かるわけですね。
金谷
弊社の中では分かるので、皆さんマナーがいいんですよね。
聞き手
匿名よりも素性がしれていると、皆さんちゃんとしないとっていうのがありますよね。
金谷
ですので、当て逃げは一度も起きていないんです。
聞き手
それは大きくメリットとして歌える所ですよね。
経営者プロフィール
| 氏名 | 金谷 元気 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役社長 |
会社概要
| 社名 | akippa株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 大阪府大阪市西区西本町1-2-1 AXIS本町ビル9階 |
| 設立 | 2009 |
| 業種分類 | 情報・通信業 |
| 代表者名 | 金谷 元気 |
| 従業員数 | 90 名 |
| WEBサイト | http://akippa.co.jp/ |
| 事業概要 | 駐車場シェアリングサービス『akippa』の運営 |