株式会社ビィ・フォアード 日本一の越境ECサイトを運営。世界124カ国に中古車を販売するECサイトを展開 株式会社ビィ・フォアード 代表取締役 山川 博功　 (2016年4月取材)

プロローグ

聞き手

設立から１２年で、なんと年商５００億、今アフリカでもっとも有名な日本企業として注目を浴びておられます、株式会社ビィ・フォワード、代表取締役、山川博功社長にお話を聞きたいと思います。
それでは社長、宜しくお願いします。

山川

お願いします。

聞き手

ビジネスマンとしての半生をですね、色々と突っ込んで聞きたいと思いますんで、宜しくお願い致します。

経営者である両親から 得たもの

聞き手

ご両親も事業家でいらっしゃったと聞いているんですが、やっぱりご両親の背中を見ていられたということで、将来はご自身も経営者になりたいなという気持ちは小さい時からおありだったんですか？

山川

はい、なりたいんじゃなく、なるのが当たり前と思っていましたね。

聞き手

それはご両親からもそのように教育を受けてこられたっていう。

山川

本人たちはそう思っていなかったみたいですね。逆にあんたが商売をやるなんてって、言われています。

聞き手

お父様よりお母様の方が、なかなかにパワフルな方だったということなんですが、どのような家庭環境だったんでしょうか？

山川

まずは父親の収入よりも圧倒的に母親の方がありましたし、

聞き手

病院経営されてらっしゃったんですよね。

山川

はい、お弟子さんも抱えていて、そのお弟子さんたちが良く泣いているのを小さい頃から見ていましたから、

聞き手

指導が厳しくて？

山川

そうです。

聞き手

それはお子さんである社長にも厳しく教育されてらっしゃった感じですか？

山川

どっちかって言ったら僕はいい子だったと思うんで、あんま大きく道を外したことがないと思っているんですね。
ただやっぱり、大学に入るか入らないか、大学を目指すか目指さないかって言う時はこっぴどく怒られましたね。

聞き手

怒られた？

山川

はい。

聞き手

それはなぜですか？

山川

ずっと高校時代は剣道に明け暮れていて、全く勉強をしなかったですから、高校２年半、で、部活を引退して、親と当然進路を考えますよね。で、大学なんて行けねーしって話をして、俺は美容師になるから大学に行かねえと言ったわけですね。それは怒りましたね。

聞き手

そんな甘い世界じゃないのよって感じですか？

山川

馬鹿にすんじゃないわよと。他が駄目だから美容師になろうだなんてそんなふざけたことなんてって、えらい怒りましたね。

聞き手

それを言われて、さすがにその通りで、そういう安易な考えで進むべきじゃないって思われて、

山川

しょうがないんで、選択肢がないんで勉強しました。

聞き手

で、現役で。

山川

現役で入りました。

聞き手

明治大学へ

山川

はい