Vol.5 今後の事業展開
インタビュー内容
今後の事業展開
聞き手
最初は、海運をやってらっしゃる方達にとっての必要な情報から、今や生活気象とか何か一般の方々にも使って貰えるものだったり沢山やってらっしゃいますよね。
草開
今個人的には、一番最新で新しく出来たサービスが、スポーツフェスティバル気象っていって、いわゆるスポーツを中心としたフェスティバル祭りですよね、もうオリンピックのことを考えてるなってすぐ分かると思うんですが、こういった所に対する、より良いサービスを立ち上げようという事で、今スタッフが頑張ってやってますけど。
聞き手
先程のサポーターの方が800万人もいらっしゃるというのは、皆さんがスマホを持って生活していらっしゃるそういう時代が来たからこそ、そういう情報は一気に集約するわけですね。逆にそういう精度が高まってくればくる程、本当に御社のビジネスとして、まだまだ新しい展開ができる余地って広がってくるわけですよね。
草開
はい、3つの次元があるのかなと思うんです。
一つは、今まさに市場が44と申し上げましたが、まだやれてない市場というのが、山ほどありますし、例えば、一つの市場であっても、突き詰めていくと全然違ったコンセプトとか、全然違った最終サービスであるならば、それは本当は市場として分けていくべきであって、航空気象という市場が私達にはあるんですが、航空と一言で言っても、実はコマーシャルエアラインのように、非常に高い所を飛んでいる航空会社と、それからヘリコプターのように低い所、これニーズ全然違うんですね。今私達はそれを航空気象って一括りにしてますが、最終的にはコマーシャルエアライン市場っていうのと、市場事業、ジェネラルラビエーションって分けないといけない。今申し上げたように、マーケットとしてまだまだこの先、それこそこの先60を超えて100近くまでに広がって行ける可能性が一つと。
もう一つは、今ある市場に対して、もっと深いサービスを行っていくっていう、例えば、私達の一番古くてまた大きい市場の一つ航海気象という船会社があるんですけども、今ここにオクティマルチプラウティングっていう、この航海に対してどのルートで、それからどのエンジン回転数にすればもっとも燃料が少なくて済むか、こんなサービスをしているんですけども、これを更にもっともっと進化させていく事によって、最終的にはこのルートを行く時にはどの船使ったらいいのかと、その船もこのぐらいの20年ものなのか、10年ものなのかって、パフォーマンスで言えば全部貰えば出来るわけですよね。最適パフォーマンスっていったら、この船で使ってこのルートでこの回転数で、更に行った先はこっち行った方が良いと、ここまでやれる可能性ってのは充分あるんですね。
そういった様に一つの市場に対するサービスをもっと深く出来る可能性、これが二次元目、最後の三次元目はエリアですね。今やはり船は全世界でやっているんですが、飛行機は日本そしてアジアの一部、その他道路だとか、鉄道、流通はまだ日本だけなんですよ。個人向けサービスも基本はまだ日本なんです。ですので、これをアジア、ヨーロッパ、アメリカに広げていける可能性は大いにありますので、一応三次元的な広がりというこんな理解でいいんじゃないでしょうか。
聞き手
世界中どこでも天気がない所はないですからね。
草開
ないですからね、はい。
経営者プロフィール
| 氏名 | 草開 千仁 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役社長 |
会社概要
| 社名 | 株式会社ウェザーニューズ |
|---|---|
| 本社所在地 | 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデン |
| 設立 | 1986 |
| 業種分類 | 情報・通信業 |
| 代表者名 | 草開 千仁 |
| 従業員数 | 742 名 |
| WEBサイト | http://weathernews.com/index.html |
| 事業概要 | 気象の観測、解析、分析、予測 |