Vol.2 開発秘話
インタビュー内容
開発秘話
小出
まず、そもそも商品というと、社員一人一人の頭ということになるんですね。
なので、決まった商品というのがあるかというと、大きく2つの事業でリサーチしますよって話とコンサルしますよって、この2つの大きな柱があるだけで、その下に商品が紐づいている訳ではないんです、というのは、ちょっと理解してもらうのは、難しい業態なんですけども、基本的には頭脳というのが、商品ですという風になるんですね。
そんな中でも、どんな風なリサーチやりましょうとか、どういう風にコンサルしていきましょうというのは、年月が経つと商品らしきものに、変化はしてくというか、いつかの商品らしきものができていくんですけども、ティピカルな例でいくと、リサーチとコンサルと言った、リサーチの方の例でいくと、ユーザーと一緒に、アイディアを考えたいんです。
「商品アイディア考えたいね」というメーカーさんってすごく多いんですよ。そういう人たちは今までどうしていたかというと、自分の社内でアイデアを出して、出来上がったアイデアのプロットタイプみたいなものを、ユーザー調査かけるみたいなそういうことをやっていたんですけど、そこに対して僕らが、切り込んだ1つの方法は、メーカーが作ったものというか、作りかけのものという、曖昧なレベルのものを一般消費者に「これ、どうですかね?」と聞いても、そんなのちゃんと見えるわけがないじゃないですかと、一般のユーザーさんがね、一般のユーザーさんが見て、そこに対して適切なフィードバックを、ちゃんとしてくれるかどうかというのは、一般のユーザーさんの能力にすごく委ねられる。
なので、これまで女性20代で、お勧めしていて、子供がいる人で、例えばAという商品をこれまで使ったことがある人に聞いてみましょうみたいな、そういう風にターゲットを決めて、ユーザーインタビューってやられることが、多かったんだけども、僕らが作り上げたサービスでいくと、世の中に100人ぐらいの人がいたとすると、5人ぐらいの人しか的確な、フィールドバックってしてくれないよという、そういう研究していて、アイデアをメーカーさんと一緒に考えたりとか、どういうプロポーションしたら、良さそうかとか、この商品のどこが問題かという事を、自発的に起案できる能力がある人は、一般的にはクリエイティビティーといわれますかね。
そういうクリエイティビティーを持った人というのは、だいたい統計的には3パーセントから5パーセントしか存在しないんですよ。なので、僕らはその3パーセントから、5パーセントの人を、ピンポイントでオーガナイズして、その人たちと一緒に商品開発をしていきましょうよ、みたいなこういうサービスプランを3年ぐらいかけて作り上げたというのが、1つ象徴的にあると思いますね。
経営者プロフィール
| 氏名 | 小出 紘道 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役会長兼社長 |
| 生年月日 | 1976年12月15日 |
| 座右の銘 | 臨機応変 |
| 愛読書 | I AM ZLATAN |
| 尊敬する人物 | 職場の仲間達 |
会社概要
| 社名 | 株式会社シタシオンジャパン |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都中央区京橋3-7-5 京橋スクエア12F |
| 設立 | 1985 |
| 業種分類 | サービス業 |
| 代表者名 | 小出 紘道 |
| WEBサイト | http://www.citation.co.jp/ |
| 事業概要 | 総合マーケティング業(マーケティングリサーチ&コンサル) |