八海醸造株式会社/株式会社八海山 日本酒『八海山』でお馴染み。世界へ挑戦する新潟の酒造会社 八海醸造株式会社/株式会社八海山 代表取締役社長 南雲 二郎  (2015年9月取材)

Vol.3 父から受け継いだ組織づくりの考え方

インタビュー内容

父から受け継いだ組織づくりの考え方

聞き手

お父様がご引退されるという話になった時に、そのお父様の周りにいらっしゃって、ずっと支えておられた方々達も、じゃあ俺達も皆引退かなみたいな話になったっていう。

角田

そうなんですよ。

聞き手

そのくらい本当に強い絆で。

角田

その先程もちょっと話しましたけど、うちの父親が社長で、富所吉五郎って人が専務で、丸山孝雄さんという方が製品化、瓶詰めで、高浜治夫さんという人が公事さん、製造部で、南雲愛って僕の母親ですけど、接待係なんですよ、この5人の絆っていうのがすごくてですね、僕富所吉五郎さんとうちの父親って言うのが、亡くなる直前まで、五郎さんって言うんですね、吉五郎さんですので。五郎さん俺はどうも駄目みたいだって、言ったらしいんですよ、その事を僕は五郎さんから聞いたんですよ、

聞き手

直接の息子さんなのに、部外者のような。

角田

次郎くんお父さんは弱気になってるぞって言われて、そうですかって。ですから、その5人の絆っていうのが、親子、僕と父親の関係よりも、相当深いものがあると思いますよね。ですから、5人で作った会社だと思いますよ。

聞き手

社長の今の個計でいいますと、チームでやってらっしゃった時からすると、今どんな感じですか。そのまた同じように、それぞれの長の方々と、チームとしてやってらっしゃるのか、またちょっと違った組織帯というか、そういう形でやってらっしゃるのか。

角田

その当時は、今の100分の1以下ですから、営業面においてはもっと小さいわけですよね、ですから、5人で一生懸命同じ方向に向かってやっていこうという事が、今のうちの組織の繋がりよりも強かったかもしれないですよね。強かったでしょう、きっと。その絆が今の土台になったわけでしょうから、今は基本的には分業制で、場所場所を長に対して全て任せていくという基本的な考え方はそれを引き継いでますね。

営業部長はここの東京所に席を持って、全体を見てますし、彼と僕は週に2、3回は会って、彼の考え方も聞き、彼の将来的な展望だとかそういう事も聞いて、お互いに同じ価値観で営業をやっていこうという事になってますし、またここの東京営業所には東京営業所長というのがいて、営業本部長と営業所長は多分そういう関係でいて欲しいと思っていますし、それは八海醸造というか、株式会社八海山の伝統として、もっと発展させていかなくちゃいけないと思ってますし、人を育てていく、組織力を強化していくという事は、未来永劫の課題、会社経営に対しての、大きな課題ですから、そこら辺では相当力を入れて、気を付けてやっていますよね。


経営者プロフィール

氏名 南雲 二郎
役職 代表取締役社長

会社概要

社名 八海醸造株式会社/株式会社八海山
本社所在地 新潟県南魚沼市長森1051番地
設立 1922
業種分類 食料品、飲料・たばこ・飼料製造業
代表者名 南雲 二郎
従業員数 147 名
WEBサイト http://www.hakkaisan.co.jp/
事業概要 清酒「八海山」の製造、並びに酒類の卸、八海山泉ビールの醸造、魚沼地域の産物・加工品の販売
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