イートアンド株式会社 『大阪王将』を中心に全国440店舗を展開する総合フードビジネス企業 イートアンド株式会社 代表取締役社長 文野 直樹　 (2013年6月取材)

事業

文野

無臭ニンニクとかニンニクの量が減った訳ではなくて、しっかりとニンニクを入れながら、ニンニクのパンチとスパイス感というのは残しながら、食べて消化する時に匂いを急激に減らしていくという、ニンニクにある特殊な加工を施す訳ですけども。やっぱりそれをすることによって、昼間食べたくても、ちょっと食べにくかったなというビジネスマンだとか、タクシーの運転手さんだとか、女性だとか、デートの前だとか。実はニッチなニーズなんですけどね。餃子を食べる時はニンニクを食べようということで、腹を決めて皆さん食べれますから。多くの人は餃子を食べてニンニクの匂いがするのは、どうってことはない訳です。

ただニッチなところで、ちょっとそれは困るんだというような人がいましたので、そこをうまく拾い上げていくことが、いわゆる競合他社と私たちとの立ち位置の差別化、ちょっとした付加価値みたいな。どの会社さんも付加価値作りを競っているようなものですから、別に我々だけが頑張っているわけでもないですから。そこをさらに、もっとおいしいものを作っていくには、今も15種類の野菜を使った体にいい餃子とか、プレミアムのタレを入れた餃子だとか、色々なことも開発途上なんですけれども。これからもちょっとあったらいいなみたいな、そういうプラスアンドを提案できればなということを心がけています。

文野

今回も餃子の皮を使ったアップルパイとかが、非常に好評を得ているようで、色々取材にも取り上げて頂いていて。開発したのは新卒2年目の女の子なんですけども。非常に本人が困惑するぐらいインタビューに来て頂いていますね、皆さんに。

文野

イートアンドになってからですから、11年ですかね。イートアンドメニューグランプリという新商品を提案する会、あとイートアンドガイドといって素敵なお店を紹介する会、マイスターグランプリといって技術を競い合う会だとか、色々なコミュニケーションイベントというのがありましてね。それがキープ・オン・チャレンジング・プロジェクトという、だいたい新卒1年目から3年目ぐらいの人たちが色々なイベントを提案するチームがありましてね。その方たちが運営しているのが、イートアンドの特徴かもしれませんね。

文野

強みは食べることプラスアンドを提案していきましょうというミッションに対して、そういう理念に対して、それぞれがプラスアンドを提案したい。私の力で、僕の力でと思う人たちが集まっていますから。そういう意味でのクリエイティブでありたいという思いが、ずっと高みの追求をし続けていっていることかなと思っているんですけれども。