株式会社 ティーケーピー 業界初の“貸会議室のタイムシェアビジネス”を確立させた社長の次なる戦略とは 株式会社 ティーケーピー 代表取締役社長 河野 貴輝　

価値観

河野

「 ITとリアルの融合」ということですけど。私が起業した時ちょうど32歳だったんですけど、それまでは年功序列型だったんです、日本というのは。若者がなかなか世代を超えて、世の中に出てくることはなかったんですね。でもやはりネットバブルがあって、インターネットというものがあってですね、若者が年代を超えて世の中、経済界に出られる時代になったんですね。

そういう意味では、やっぱり僕がやっていく上では、まずネットは欠かせなかった。その前にネット証券、ネット銀行を作ってきている訳ですから、やはりインターネットを使って何かビジネスをしたかったんですね。その時にインターネット完結型のビジネスと考えたらですね、本当にオンラインゲームとかネットのSNSとかマニアックな世界しかなかったんですよ。自分はそこまでオタクではなかったと思っていましたので。

であれば、インターネットを使って、社会でまだスポットライトを浴びてないようなビジネスがあったら、インターネットでスポットライトを浴びさせて、それを事業化できないかと、こういう風に考えてたんですね。そこでたまたま使われていない不動産とか使われていないスペース。ここにインターネットでスポットを当てて、時間制の貸会議室にするというところに行き着いた訳なのです。

ITで集客力とリアルの場所と言いますか、それを結び付けているんですね。最初から営業ということになると差別化にならない。インターネットを使ってませんからね。 ITを使うということはインターネットで見ていただいて、興味を持ってもらって連絡していただく。連絡をしていただいたらインターネット完結ではなくてですね、うちの営業担当がしっかりフォローさせていただいて、そしてしっかりリピーターになって頂くという営業手法。

これを「ITとリアルの融合」という風に私は言っておりまして。今後、不動産だけではなくてですね、「不」を取れば「動産」になりますから。「動産」とは動く資産全てですし。 ITとリアルを融合していくというで、新しい切り口で新しい事業を作っていけるのではないかと、そういう風に思っています。