Vol.4 YouTuberを支えるUUUMの事業
インタビュー内容
Youtuberを支えるUUUMの事業
聞き手
ホームページ上ではクリエイター募集みたいな感じで募集している所もありましたけども、芸能事務所に入りたいみたいにタレント志望で来られる方みたいに受け入れをされてらっしゃるのか、どんな感じなんですか。
鎌田
当時は知名度がなかったので、僕がやりたい事を直接話したいので、一人ずつお会いして、話をしていきました。
聞き手
スカウト形式なんですか。
鎌田
スカウトってニュアンスがどうしても、ガツガツしている印象になるかもしれないですけど。何か一方的に僕が話をしてこういうのやりたいんだけど、協力してもらえますかみたいな、どこにいてもクリエイターさんを大切にしている事は変わらないですし、入らなかったらどうなるとかそういう事でもなくって、一緒になってやってくれる仲間を、探しに行った形ですかね。
それこそ、ちょっと余談ですけど、僕と一緒の年齢でカズさんというクリエイターがいるんですけど、真夏の暑い日にアルタで、アルタのルノアールでお会いして、向こうは短パン、ビーサン、ポロシャツみたいな、僕も短パン、ビーサン、ポロシャツみたいな、そんな所から話をして。
聞き手
仕事のオファーとは思えませんね。
鎌田
一時間位話した後に、年齢おいくつなんですかというと、ほにゃららですって言って僕と全く一緒ですねって、ガシッて握手して、じゃあやりましょうという形になったので、どうしても会社なので、所属とかそういう言葉がついてはいますけど、基本的に何か一緒に戦うというか、楽しさを共有出来る仲間なんじゃないかなというような形で、クリエイターさんはと話をしていますね。
聞き手
今何人ぐらいいらっしゃるんですか。
鎌田
上のトップクリエイターだと、50名、50組ぐらいで、今UUUMネットワークという形になっていて、今スカウト以外にもおっしゃって頂いたみたいに、入りたいってホームページ経由で来て頂くとか、そういった人達も、Youtubeのサポートさせて頂きますよという所まで広げていくと、今多分1600くらいのYoutubeのチャンネルをサポートさせて頂いていますという形ですね。
聞き手
すごいですね。
鎌田
Youtubeって自由なものだと思うんですよね、今日始めた人は、始めちゃいけないじゃないとかそういう事でもなくて、自由なプラットフォームだと思っているので、僕らとしては、そういう人達でも、やる気さえあれば受け入れますし、もしかしたらですけど、それが次のHIKAKINだとか、次のはじめしゃちょーじゃないですけども、そういう素質っていうのは分からないものですし、ゴールが一つじゃなかったりするものですから、そういう意味ではいろんな可能性とか、動画のカテゴリーもあってもいいんじゃないかなと思いますね。
聞き手
こういう事で、仕事になるというのはすごく不思議だなと思います。
鎌田
仕事になるっていう、そのすごいビジネスにしようっていう事を、多分クリエイターさん自身が思ってる方というのは、すごい少ないと思いますし、それが良い事かどうかっていうのはまたあるかも知れないんですけど、やっぱり動画を作ってその動画を見てもらいたい、それで視聴者の方ファンの方に喜んでもらいたいみたいな、それが結果良いサイクルとして回っていって生計にも成り立っているというのは、確かに多分今言われても、まだ理解しきれない人は理解しきれないだろうし、そういう不思議な世界というのが、Youtubeを通して出来ているんだなというのがありますよね。
聞き手
ちなみに御社が、そういった方々の動画の撮影のお手伝いをしたりだとか、企画をしたりだとかあるんですか。
鎌田
ケースバイケースですけども、基本的に家で撮った動画が多かったりするので、家で撮る人というのは自分で撮影して、編集をして動画のネガ数も自分で考えてたりしますし、僕らちょっと企業さんと区切りの高い動画を作りたいという時には、じゃあそこって僕らが入った方がより良いもの作れるよねとか、何かを作りたい時によるんですけど、多くのYoutuberと呼ばれている人って言うのは、自分で撮影編集まで出来るので、そういった意味では、タレントさんみたいな扱いなのかも知れないですけど、プロデューサーであり、ディレクターであり、自分で全て一つの小さい番組を回してしまうほど技術スキルの高い人が多いですね。
聞き手
次はこういう動画を撮って流しましょうよとか、こういう企画をしましょうよとか、こういうイベントをやりましょうよとかそういう感じではない。
鎌田
望む人には、もちろん言いますし、僕らから言う事もあるんですけど、UUUMに入ったら原則としてコンテンツは全て僕らが管理してますよとか、あれやってはいけないですよとか、そういうのはないんですね。
聞き手
そうなんですか。
鎌田
自由に本人がやるべきものだと思いますし、会社としてそこのポリシー、もちろん一定のポリシーはありますけど、Youtubeのガイドラインに沿ってるものであれば、普通に楽しくやってくれた方が、よくそれはお話の中でも規律が厳しいんですかとか、そういうのは頂きますけど、いや自由ですと、むしろ僕らが出来る事って先程の通り一人じゃ出来ない事を、僕らの力によって出来るようになりましたじゃないですけど。
そういう大きい事だったりとか、クオリティの高い動画だったりとか、そういう高みを目指して行かれる方にとっては、多分良いサービスなのかなというふうに思いますよね。
聞き手
そういう人達を一人でも多く発掘して、スターにしていくっていうことですね。
鎌田
一応会社で、ビジネスっていうものがあるので、そういった意味では、おっしゃる通りいろんな人を有名にしていってっていうのはありますけども、何か個人的な考えとしては、それこそHIKAKINにしても、はじめしゃちょーにしても、まだまだ有名になっていくでしょうし、もっと面白くなっていくっていうところを一番近くで見れますし。
それこそ今日始めたYoutuberという人がどんどん成長していく過程が見れるので、それが僕にとって面白い所を一番近くで見られてるって言うのがやりがいなのかも知れないですよね。
経営者プロフィール
| 氏名 | 鎌田 和樹 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役 |
会社概要
| 社名 | UUUM株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 34階 |
| 設立 | 2013 |
| 業種分類 | 情報・通信業 |
| 代表者名 | 鎌田 和樹 |
| 従業員数 | 70 名 |
| WEBサイト | http://www.uuum.jp/ |
| 事業概要 | クリエイター(YouTuber)サポート事業、インフルエンサーマーケティング事業、ゲーム、メディア事業 |