株式会社VOYAGE GROUP 東証一部上場。20もの事業に取り組む急成長ベンチャー 株式会社VOYAGE GROUP 代表取締役社長 兼CEO 宇佐美 進典　 (2015年9月取材)

当社誕生秘話と事業の変遷

聞き手

その次に選択された道が、

宇佐美

たまたまネット系の人達で、９９年位の頃ですね、渋谷界隈で、一度皆で集まって飲もうよという機会があった時に、偶々隣に座った人と知り合ってですね、なんか色々話しが盛り上がって、一緒に会社を創ろうみたいな話になって創った会社が、実はこのVOYAGE　GROUPなんですね。

このVOYAGE　GROUPを創る時っていうのは、最初その当時ですね、一緒に創ったパートナーが、ネットエイジって会社に働いていまして、その中の社内プロジェクトとして始まって、それをこうスピンアウトする形で、この会社を立ち上げたんですね。

聞き手

サービスとして、これまでとそのやってこられた事と、違う視点で物を作って行こうという風に思ってやってらっしゃった訳ですよね。

宇佐美

そうですね、はい、ですので、初めから何でしょうね、プロダクトアウトで作るのではなくて、ちゃんとニーズであったり、どうゆうものを自分達が作りたいのかという所を、ちゃんとイメージしてから作って行こうという形で始めていました。

会社名は、創業時は、アクシブドットコムという、社名にドットコムが付くような感じで始められて、ECナビに社名を変更したのが、確か２００４年ですかね、ここ最近４年、５年ぐらい前にですかね、VOYAGE　GROUPにまた変更してという形で、名前の変遷をしてきてます。

事業そのものも、実は社名を変更するタイミング、タイミングの所で、実は大きなモデルを変えてきていまして、今おっしゃられたECナビ始める時っていうのが、２００４年だったんですけど、それまで創業してからですね、いわゆる懸賞サイトと言って、ネット上で色んなこの会社がやっているキャンペーンとか、プロモーションの情報を集めたいわゆる雑誌で言うと、公募ガイドとか懸賞ガイドみたいな、あんな感じのウェブサイトを運営をしていたんですけど、非常にそのある意味ネット上にある情報を集めてくる意味で言えば、誰でも出来るそういうサービスだったんですね。

ですので、非常に競争も激しくて、参入してくる会社も多い、そうゆう状況の中で、何とか地上の中では仲間になれたかなそうゆうのが、２００３、４年ぐらいの頃にはあったんですけども、やはり起業総額が厳しい、激しいとですね、どんどん価格競争になって行ったりとか、サービスそのものの差別化が難しくなってくというそうゆう状況になってる時に、また次のこうビジネスを変えて行かないと。

ビジネス市場は伸びて行ってもですね、どっかでやっぱり頭打ちが来て、落ちる時はストーンとやっぱり落ちるんですね、ストーンと落ちてから次どうするって考えてもこれは遅いので、この頭打ちになる直前の成熟期位の頃に、次どうすると変えて行かないといけないだろうなと、漠然とした期間として思っていまして。

それで結果として、２００４年の時に、ECナビっていう、その価格比較サイトに変えて行こうと、もちろんその当時から既に、価格コムさんいらっしゃいましたし、他に価格比較いたんですけども、懸賞サイトの市場と比べると、競争はまだまだそんなに激しくもなくて、かつ物を買うっていうユーザーの行動自体がネットが進む事によってより、市場自体が広まって行くでしょうし、より探すって事自体も、比較という所から、今度検索という所に移って行くんじゃないかなとそういう部分がありまして、僕らとしても、単なる価格比較サイトではなくて、ポイントが貯まるであったり、検索をするという軸から入って行けば、何とか後発であっても、価格コムさんに対抗して行けるんじゃないかなという風に、取り組み始めたのが、ECナビってサービスなんですね。

聞き手

これの名前を逆に分かりやすいからこそ、それに縛られるんじゃないかという事で、変えようと思われる訳ですよね。

宇佐美

ECナビからVOYAGE　GROUPですか、そうですね、当時アクシブドットコムからECナビに変える時って言いうのは、実は色んな事業を実はやっていまして、でもビジネスとしてよりスケールさせて行こうとすると、やっぱり一つのビジネスに集中した方がやっぱり伸ばして行けるんじゃないかなと考えて、それで、一つのビジネスはなんだと言われた時に、ECナビってビジネスを大きくして行こうと、だから社名もECナビにしてというのをしたんですけども。

一方でそこで４、５年ぐらいやって行くとですね、やっぱりまたECナビ以外のビジネスが立ち上がってきて、ECナビの比率が全体で言うと半分を切るくらいのタイミングというのが、２００９年、１０年頃に起きてまして、逆に株式会社ECナビという形でやってると、他の事業は何でやってるんですかであったり、そうゆう風に言われるようになってきた部分があったので、であれば、自分達がもっと可能性を広げられるような、そうゆう社名にして行きたいという想いがありまして、今度はサービス名と関係ないVOYAGE　GROUPにしたというのが、３回名前を変えた理由ですね。