株式会社スカイ 地域密着型の「かかりつけ薬局」を目指す 株式会社スカイ 代表取締役社長 森田 崇　 (2014年1月取材)

自社の強み

森田

まず私自身も薬剤師で2、3年前までは現場でばりばりやっていました。その中で薬局さんによっては、薬剤師ではない社長さんもいたり、薬剤師の社長がいたり。その中でやはり現場もわからないと、指示もできない。その中で、薬剤師さんの気持ちもわかるし、かといって、経営的な目線でも見なければいけないし、この両方の目線を見ながら進めているんですが、なかなかそこが埋まらない時もあるし、埋まったかなと思ったら違う時もあるし、うちの会社はまだ4店舗で小さいですが、私と従業員が直に話す機会がすごく多いと思います。そういう面では会社的な考え、私の考えが直に伝わる。そういう面ではどう考えているのか、どういう方向で進めていくか。質問してくるのは、ある程度答えられるというのが、うちの強みだと思っています。

森田

これは私が現場にいたころの流れですが、やはり場所の問題も確かにあります。やはり病院が近いところが一番有利ですし、遠くなれば不利ですし。その中でもやはり患者さんというのは人を見るので、患者さんの気持ちになって、お話をしたり、説明をしたり、患者さんとのコミュニケーションがうまく取れてこれば、患者さんは自然と。ちょっと遠くても来てくれる。そのうち患者さんも毎日同じ薬を飲んでいるので、薬の説明はいらない。逆にいろいろな家の愚痴なり、先生に言えないことだったり。その辺を真摯に、患者さんの気持ちを入れて接することによって、患者さんは確実についてくる。

森田

その辺は人と人、差別化というか、薬剤師がどこまでできるのか。やはり誰々に聞くと、安心して飲めるとか、逆に先生には聞いたんだけど、誰々さんに聞けば、すごく安心して飲めると。そういう一言をもらうことによって、薬剤師である意味がすごい大きいかなと、痛感しました。