今後の目標について教えてください。
白砂 晃:
監視カメラは人間の目の代わりとしてセキュリティーの役目を担います。今後もニーズに応じたカスタマイズは続けたいですね。世界的に犯罪の起きにくい社会を創りたいです。また個人商店などにも、監視カメラを用いた解析の重要性をもっと広めていきたいとも考えています。
さらに、実際にお店を利用しているお客様の“心地よさ”などを数値化し、よりよい空間づくりに活用したいと思っています。数値化することで目標達成に向けてのプロセスもすべて数字で把握でき、分かりやすい。そんなツールを作りたいですね。ただ、なんでも自動化・数値化しすぎると人の機微が失われるということにもなりかねません…。これからの時代「人間力」を身につけることも重要でしょう。
私は経営者に必要なのは、未来をよむ技術、数字で見る技術、人に寄り添う技術の3つの技術だと考えています。全世界70億人の人口を視野に、グローバルに人に寄り添って、未来を見据えて展開していきたいです。
編集後記
この取材中、白砂社長は「社会を良くしたい」「日本を良くしたい」「世界から見た日本の評価を良くしたい」と仰っていた。企業の利益だけでなく、社会全体、日本の発展のために事業を展開し、そのフィールドは確実に世界に向かっていると感じた。